AIの進化が止まらない!8月の衝撃ニュースまとめ
どうも、Fujinです。
いやー、今日から9月ですね!2025年も残すところあと4ヶ月、なんだかんだで3分の2が終わってしまったと思うと、時の流れの速さに驚かされます。特に今年はAIが本格的に生活に入り込んできて、毎日ものすごい量の情報が飛び交っているので、体感スピードがさらに上がっている気がします。
さて、8月も本当に色々なことがありました。
ということで今回は、目まぐるしく変化した8月の生成AI関連ニュースを振り返りつつ、僕なりの考察をまとめていこうと思います。
まずはお知らせ!stand.fmでメンバーシップ始めます!
本題に入る前に、一つだけお知らせをさせてください。
なんと、この9月からstand.fmでメンバーシップを開始することになりました!
これは、Voicyでやっているプレミアムリスナーと基本的に同じもので、月額1000円で限定配信が聴き放題になるプランです。もちろん、Voicyのプレミアムリスナーも継続しますが、全く同じ内容の放送をstand.fmでも楽しめるようになります。
最近、Voicyの仕様が少し変わって、特に広告表示についてリスナーさんから色々なご意見をいただくことが増えてきました。「stand.fmをメインで使いたい」という声も多くいただいていたので、それならば!ということで、今回メンバーシップを始めることにした次第です。
メンバーシップ限定配信では、通常配信よりもさらに一歩踏み込んだ、よりディープな内容をお届けしています。直近だと、生成AIの具体的な活用方法や、バイブコーディングのさらに詳しい解説などを中心に話していますね。
ランチ1回分のお値段で、最新のテクノロジートレンドの最前線に触れることができるので、ご興味のある方はぜひ参加していただけると嬉しいです!
8月は激動の1ヶ月!生成AIニュース振り返り
お待たせしました!ここからが本題です。
8月は本当に大きなニュースが目白押しでした。一つずつ振り返っていきましょう。
Googleの「Genie3」登場!ゲームとメタバースの未来が変わる?
まず8月6日、GoogleのDeepMindから「Genie3」が発表されました。これは、リアルタイムでインタラクティブな仮想世界を生成できるAIモデルです。
簡単に言うと、「こんな感じのゲーム作って!」と日本語で指示するだけで、ゲームっぽいワールドをAIが自動で作り出してくれる、というもの。これが誰でも使えるようになったら、ゲーム開発のあり方が根底から変わる可能性があります。
個人クリエイターが頭の中にあるアイデアを即座に形にできるようになったり、プレイヤー自身が遊びたい世界をその場で生成したり…。まさに、メタバースの実現に大きく近づいたと言える、非常にインパクトのある発表でした。
まだ実際に触れるわけではないので未知数な部分も多いですが、このGenie3の登場は、2025年後半の大きな変化の幕開けを感じさせる出来事でしたね。
コーディングAIの覇権争い!Claude 4.1 Opus vs Codex CLI
同じく8月6日、Anthropic社が「Claude 4.1 Opus」をリリースしました。Claudeシリーズはコーディング支援に強いことで知られていて、今回のアップデートでもその性能がさらに向上したようです。
ただ、正直に言うと、僕自身は最近Claudeから「Codex CLI」に完全に乗り換えています。
もちろんClaudeも非常に優秀なんですが、Codex CLIの方が処理速度が速く感じられる場面が多いんですよね。しかも、僕は月20ドル(約3000円)の通常プランを使っているんですが、今のところ一度も利用制限にかかったことがありません。複数の開発プロジェクトを並行して進めても全然余裕なので、コストパフォーマンスが非常に高いと感じています。
ChatGPTに課金している方は多いと思うので、その延長で使えるCodex CLIは、一度試してみる価値は十分にあると思います。かなり開発効率が上がるはずです。
ついに登場!「GPT-5」で何が変わったのか?
そして8月8日、OpenAIが「GPT-5」をリリースしました。これも衝撃的なニュースでしたね。感覚的にはもう2ヶ月くらい経ったような気さえします。
GPT-5の登場で、まずユーザーインターフェースが非常に分かりやすくなりました。これまでは「GPT-4o」とか「o4 mini」とか、色々なモデルが乱立していて少し複雑でしたが、「GPT-5」というシリーズ名に統一されたことで、誰もが直感的に使えるようになったのは大きな進歩だと思います。
一方で、リリース直後には「4oの方が性能が良かったんじゃないか?」という声も上がり、「Keep 4o運動」なんていうのも起こりました。これを受けてOpenAIがレガシーモデルとして4oを残す対応をしたのも記憶に新しいですね。
新しいモデルが出れば必ずしも全ての面で優れているわけではない、ということを改めて認識させられた出来事でもありました。
大手テック企業の最新動向!xAIとGoogleの衝撃
8月の中旬から下旬にかけても、大きな動きがありました。
8月12日には、イーロン・マスク率いるxAIが、同社のAIモデル「Grok-4」を無料開放するという発表がありました。これまでX(旧Twitter)の有料プラン加入者向けだった高性能モデルが誰でも使えるようになるということで、AI業界の競争がさらに激化することを予感させました。
そして8月の終わりには、Googleが「Nano-banana(Gemini 2.5 Flash Image)」を発表。これがまた衝撃的で、動画生成AIの分野に大きな一石を投じました。
こうして振り返ってみると、8月は本当に重要な変化が凝縮された1ヶ月だったなと改めて感じます。
画像・動画生成AIの現在地と各社の強み
ここ最近のトレンドとして特に感じるのは、文章生成AIの性能がある程度横並びになってきた一方で、画像や動画といったマルチモーダルな領域で各社の個性が際立ってきている、ということです。
- Google (Gemini, Nano-banana)Googleは、画像・動画生成の分野で現在一歩リードしている印象です。特にVeo3は、生成される動画のクオリティもさることながら、動画と同時に音声を生成してくれる機能など、非常に多機能です。ただ、nano-bananaには弱点もあって、画像に文字を入れるのが苦手だったり、カメラの画角を細かく指示してもあまり言うことを聞いてくれなかったり(笑)。細かい調整にはまだ課題が残るものの、そのポテンシャルは計り知れません。
Google (Gemini, Nano-banana)
- Googleは、画像・動画生成の分野で現在一歩リードしている印象です。特にVeo3は、生成される動画のクオリティもさることながら、動画と同時に音声を生成してくれる機能など、非常に多機能です。ただ、nano-bananaには弱点もあって、画像に文字を入れるのが苦手だったり、カメラの画角を細かく指示してもあまり言うことを聞いてくれなかったり(笑)。細かい調整にはまだ課題が残るものの、そのポテンシャルは計り知れません。
- OpenAI (ChatGPT, Sora)ChatGPTももちろん画像生成は得意ですし、動画生成AIの「Sora」もあります。ただ、GoogleのNano-bananaや、後述する特化型サービスが登場してきたことで、以前ほどのインパクトはなくなってきたかな、というのが正直な感想です。僕自身も、画像や動画の生成はほとんどGeminiで行うようになりました。
OpenAI (ChatGPT, Sora)
- ChatGPTももちろん画像生成は得意ですし、動画生成AIの「Sora」もあります。ただ、GoogleのNano-bananaや、後述する特化型サービスが登場してきたことで、以前ほどのインパクトはなくなってきたかな、というのが正直な感想です。僕自身も、画像や動画の生成はほとんどGeminiで行うようになりました。
- Anthropic (Claude)Claudeは、完全にコーディング支援の領域に特化してきている感じがしますね。プログラミングの分野では絶大な信頼を置いています。
Anthropic (Claude)
- Claudeは、完全にコーディング支援の領域に特化してきている感じがしますね。プログラミングの分野では絶大な信頼を置いています。
このように、各社が得意分野を先鋭化させてきているのが今の状況だと言えるでしょう。
これからの注目株!「Higgsfield」とローカルLLMの可能性
大手テック企業のモデル以外にも、注目すべきサービスはたくさんあります。
最近、海外で話題になっているのが「Higgsfield」というサービス。これは動画生成に特化したプラットフォームで、カメラの画角に関するプロンプトが事前にたくさん用意されていたり、とにかく「映像コンテンツを簡単に作る」という一点にフォーカスした設計になっています。こういう特化型のサービスは、今後ますます増えてくるでしょうね。
そしてもう一つ、僕が個人的に注目しているのが「ローカルLLM」の動きです。
これは、ChatGPTやGeminiのようなAIを、インターネットに接続せず、自分のPCやスマートフォンの中だけで動かす技術のことです。
すでに、ゲーミングスマホのような高性能なデバイスに、オープンソースのLLM(例えば「GPT-OSS」など)をインストールして動かす、といった試みが始まっています。
これが当たり前になると、どうなるか。
インターネットが繋がらない場所でもAIアシスタントが使えるようになりますし、全ての処理がデバイス内で完結するので、プライバシーの面でも非常に安全です。これまで「ネットに繋がないとただの箱」だったスマホが、オフラインでも強力な頭脳を持つことになる。これは、ライフスタイルを大きく変える可能性を秘めていると思います。
AIをがっつり触っている最先端の人たちは、今後この「ローカルでAIを動かす」という流れにどんどんシフトしていくんじゃないかと予想しています。
まとめ
ということで、今回は8月の生成AIニュースを駆け足で振り返ってみました。
こうして見ると、たった1ヶ月の間に、未来を変えるような大きな変化がたくさん起きていたことが分かります。9月以降も、この流れは間違いなく加速していくでしょう。
特に、Nano-bananaの登場で一気に身近になった画像・動画生成の分野は、クリエイティブのあり方を大きく変えていくはずです。僕もこの波に乗り遅れないように、積極的に新しいツールを触って、皆さんに面白い情報をお届けしていきたいと思っています。
今月も1ヶ月、一緒に張り切っていきましょう!
じゃあね!